■ 名称 ： ローライ インフラレッド
■ サイズ ： 35mm
■ 感度 ： ISO 400
■ 撮影枚数 ： 36枚撮り
■ 合計 ： 5本
■ 製造国 ： ベルギー製
■ 期限 ： 2027年以降


【特長】
ローライ インフラレッドは、赤外線写真に最適で、紛れもない「木の部分の効果」のある写真にすることができます。
公称感度ISO200〜400の高感度な超パンクロマティック増感白黒フィルムです。
赤外領域だけでなく、通常の撮影にも使用できます。
各写真フィルターに非常にはっきりと反応して赤外効果まで発揮します。


【カメラ】
主にプラスチックカメラで、フィルム搬送を赤外線で制御するカメラではカブリテストしてください
オートタイプより、マニュアルタイプのカメラをお勧めします。


【フィルムの装填や取出し】
カメラ、マガジン、シートフィルムカセットなど、フィルムの装填や取り出しは控えめな光で行ってください


【赤外効果フィルター】
黄色または赤色のフィルターを使用すると、各波長の階調値を上げることができます。
カラーフィルター、ポールフィルター、NDフィルターなど、あらゆる種類のフィルターを使用できます。

・雲の描写のコントラストを高める黄色フィルター
・遠距離をより鮮明にする為のオレンジ色フィルター
・よりドラマチックなイメージのための赤色フィルター

カメラのTTL測定では、感度の低下を考慮してください。
外部露出計を使用する場合は、以下のフィルター係数を使用して実効フィルム感度を調整します。

フィルター値：
フィルター　　　　フィルター値　絞り値
黄色　　　(8)　　　　　 1.5　　　0.5
濃黄色　 (15)　　　　　 3　　　　1.5
黄緑色　 (11)　　　　　 2　　　　1
橙色　　 (22)　　　　　 4　　　　2
赤色　　 (25)　　　　　 5　　　　2.25
濃赤色　 (29)　　　　　 8　　　　3
赤色 695 (89B)　　　　　16　　　 4
インフラレッド715 (88A) 16-32　　4-5


【撮影】
ピントのボケやブレを防止するため、三脚にカメラをセットします。
絞りを出来るだけ絞り(F値の数字が22など大きい値にする)、シャッタースピードが遅くなるのでぶれないように注意します。
カメラのファインダーからマニュアル操作でピントを合わせます。
さらにピントを合わせたその位置からレンズの赤外補正マーク(赤色の指標)まで動かします。
レンズの前面に、各フィルターを装着します。
露出計による測定は役に立ちません。シャッタースピード変え、いくつか段階的な露光をして撮影します。
赤外IRフィルターを使用する場合は、必ずフィルター無しで撮影し、露光や処理による誤差を判断できるようにします


【その他】
フィルムは常に涼しい場所に保管してください


【現像処理】
タンク・皿・機械タイプなどの現像方法、時間、温度、現像液の種類によって異なります。


事前水浴：必要に応じて、フィルムを水に約1分事前に浸します。温度は処理温度。

現像：現像時間表を参照ください。最初の30秒間は連続的に攪拌、その後30秒毎に1回攪拌します。温度は処理温度。

停止：約60秒。温度は処理温度。

定着：3〜8分。温度は処理温度。

水洗：6〜10分。水で約8〜10回すすいでください。温度は処理温度。

最終水洗：水滴防止液を使用。温度は処理温度。
　　　　　乾燥時間の短縮、均一乾燥をサポート、防カビや帯電防止効果があります

乾燥：ほこりのない乾燥した部屋で、床から十分に離してフィルムを吊るしてください
　　　水滴防止液を使用して乾燥する場合は、フィルムから水滴防止液を取り除かないで乾燥することをお勧めします


＊参考現像時間＊

Rollei Supergrain 1:12 20℃ 7分
Rollei RLS Low Speed 1:4 24℃ 14.5分 ISO 200
Agfa Rodinal/R09 1:25 20℃ 10.5分
Agfa Rodinal/R09 1:50 20℃ 22分
Agfa Studional/R09 Spezial 1:15 20℃ 8.5分
Agfa Studional/R09 Spezial 1:31 20℃ 17分
ILFORD Ilfosol3 1:3 20℃ 5分
ILFORD Perceptol 1:1 20℃ 10分
ILFORD ID-11 原液 20℃ 10.5分
Kodak D-76 原液 20℃ 10.5分
Kodak Xtol 1:1 20℃ 17分
Kodak HC-110 B希釈(1:31) 20℃ 5分


多少箱の角折れがある場合がございますのでご了承ください。