■ 名称 ： KODAK D-76
■ 内容量 ： 3.8L / 1GAL(ガロン)
■ 合計 ： 1個
■ 期限 ：2022年以降


【特長】
コダック プロフェッショナル D-76 デベロッパー 3.8L(1ガロン)作成用は、フィルムの乳剤感度を最大限に出し、
優れた現像寛容度のある白黒フィルム用現像剤です。


【作成方法】
D-76粉末剤からD-76原液を作成します。

1.50℃の水3Lを用意します。
2.薬品が底に沈まないように十分な攪拌をしながら、水に薬品をゆっくり加え、完全に溶解するまで攪拌します。
3.全量が3.8Lになるように水を加えます。
4.完全に混ざるまで攪拌します。

粉末から液を作成する場合は1日寝かしてください。1日寝かしましたら、D-76原液の完成です。


【使用方法】
2種類あります。一般的に使用してるのは1:1の稀釈方法です。

▽原液で使用する場合
原液で使用して、短い現像時間で現像を行います。
深タンクで現像する際に、タンクに付属しているリールが35mm1本あたり何ml必要なのか？予め水で計量してください。
タンクにリールを入れ、リール分を水で満たせれば、最低必要な現像液の容量が分かります。
例えば、それが250mlとして、D-76原液が250ml必要になります。
この液が、実際に使用する現像液になります。
この後はフィルム現像です。白黒フィルムの現像書などを参考に進めてください。

▽稀釈して使用する場合
1:1など原液を水とで薄めて現像を行います。現像する時間は長くなりますが、経済的です。
D-76原液1:水1の希釈率で、D-76原液と水を薄めて、実際に現像する使用液を作ります。
深タンクで現像する際に、タンクに付属しているリールが35mm1本あたり何ml必要なのか？予め水で計量してください。
タンクにリールを入れ、リール分を水で満たせれば、最低必要な現像液の容量が分かります。
例えば、それが250mlとして、1:1希釈で現像するとします。※1,※2,※3
原液が125ml必要になり、水は125ml必要になります。35mm1本あたり現像できる量は合計して250mlとなります。※4
それぞれを計量の上、計量ビーカーに原液と水を混ぜます。
この混ぜた液が、使用液（実際に使用する現像液）になります。
使用液は1日寝かす必要はいりません。現像したい当日、使用直前に希釈して使用液を作成して構いません。
この後はフィルム現像です。白黒フィルムの現像書などを参考に進めてください。

※1…1:1希釈ですと、D-76原液125ml：水125mlが希釈率になります。
　　計算方法は、250ml÷2=約125mlがD-76原液で、250ml÷2=約125mlが水になります。
※2…1:2希釈ですと、D-76原液84ml：水168mlが希釈率になります。
　　計算方法は、250ml÷3=約84mlがD-76原液で、(250ml÷3)x2=約168mlが水になります。
※3…1:3希釈ですと、D-76原液63ml：水189mlが希釈率になります。
　　計算方法は、250ml÷4=約63mlがD-76原液で、(250ml÷4)x3=約189mlが水になります。
※4…35mm2本ですと、D-76原液250ml：水250mlが必要で、合計500mlになります。


【処理能力】
　　　　　使用期限　　　　　　35mm,120,8x10フィルム
　　　　　トレイ　深タンク　　　/3.8L(1GAL)当たり
希釈なし　24時間　1ヶ月　　　　　　16本
1 : 1　　24時間　　　　　　　　　　8本


【保存期間】
・貯蔵瓶に溶液を満たし、密栓をした未使用の液で6か月
・貯蔵瓶に溶液を半分入れ、密栓をした未使用の液で2か月


【注意】
眼や皮膚や衣服につけたり、飲み込まないでください。
取り扱い後は、手をよく洗ってください。酸と混合すると有害ガスを放出する懸念があります。
環境への放出を避けてください。
その他は こちら になります。


【安全対策】
適切な保護衣を着用して、手袋および眼や顔の保護をしてください。
事故の場合や気分が悪い場合は、使用を中止してください。


【応急処置】
眼に入った場合は直ちに大量の水で洗い、医師の手当てを受けてください。
もし飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けてください。


【保管】
鍵がかかり、子供の手の届かないところに保管してください。


【廃棄】
使用されている環境に従って廃棄してください。詳しくは こちら になります。